阪神・淡路大震災の発生から28年経ちました。
当時私は東京に住んでいて
何も知らずに代々木上原駅の階段を上っていたら、
大阪出身の上司から「実家、大丈夫か?」と言われて
初めて震災を知りました。
実家に電話をかけてもつながらず
大阪支社にもつながらず。
関西出身の人たちとお互いの実家を心配しながら
ただひたすら連絡を待つことしかできなかった。
ニュースで衝撃的な映像を観るたび
不安が募ってしかたがなかった。
しばらくして、実家は無事だとわかったけれど
入院中だった父、病院に泊まっていた母、
実家でワンコと一緒に就寝中だった妹…
揺れに怖がってうろうろしていたワンコを
妹は抱きしめていたのだそう。
みんな怖かったと思います。
各地での被害の状況もだんだん明らかになって
言葉を失ったことを今でもよく覚えています。
会社の神戸出身の人は、
その後、飲料水を背負って実家に帰省したり
ようやく連絡がついた大阪支社の人は
何が起こったのか状況が理解できなかったと
話してくれたり。
震災後知り合った方に
私と同じ名前の友だちを失ったと
なんだか不思議な縁を感じると言われたことも。
毎年、この日を迎えるたびに
今の私たちがあることは
決して当たり前ではないと
あの日亡くなった多くの方々の
失われた日々に手を合わせます。
今は亡き
手術が成功してほっとしていた父のことや
可愛かったワンコのことも思いながら。
また、当時の上司、同僚たち。
28年も経ってしまったけれど…
今も元気かな。
いろいろな人のお顔を思いながら…
決して忘れてはいけない、大切な1日です。
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by robetissage
| 2023-01-17 18:25
| 日々のこと
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