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マルモッタン・モネ美術館所蔵「モネ展」へ

5/8(日)まで京都市美術館で行われている
【マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで】
を観に行ってきました。

生前、多くの作品を最後まで手元に残したという印象派の巨匠モネ(1840-1926)。
息子のミシェルの遺志で、その作品約150点がマルモッタン美術館に遺贈されたそうです。
印象派の由来となった「印象、日の出」から(公開終了、現在は「テュイルリー公園」)
晩年の作品「睡蓮」「日本の橋」、
10代後半で描いたカリカチュア(風刺画)や家族の肖像画、風景画の数々…
約90点の作品は圧巻でした。

マルモッタン・モネ美術館所蔵「モネ展」へ_c0331446_23360975.jpg
モネの絵画が好きで、以前パリのマルモッタン・モネ美術館と
ジヴェルニーのモネの庭を訪れたことがあります。
マルモッタン美術館の壁一面を彩っていた見事な「睡蓮」の大作や、
ジヴェルニーのモネの日本風の庭園、池や太鼓橋、
また家にコレクションされていた約400点の浮世絵!
そこで初めて尾形光琳の名前を知ったことなどを思い出しました。
庭を大声で叫びながら走り回る子どもに向かって
ガイドの男性が、大人への対応と同じように怒鳴りつけたことにびっくり(゚Д゚;)
マルモッタン美術館では、ちょっとしたハプニングがあって
とっさのことに拙いフランス語が飛んでしまい、頭が真っ白にΣ(゚д゚lll)ガーン
思わず日本語、しかも関西弁で身振り手振り話したら
それが通じたということも(^^ゞ

ジヴェルニーの庭に植えられている柳の木。
同じ景色を、時間を変え、季節を変え、あらゆる角度からとらえることから
まるで狩人のようだと言われていたモネ。
さまざまな季節の、さまざまな表情の柳の木が描かれていました。
晩年のモネは白内障を患い、
息子を、そして最愛の妻を相次いで亡くし、
モネはこの木をずっと眺めていたと言われています。
どんな想いで、この木を眺めていたんだろう。
展示された数枚には、悲しみが少しずつ癒えていく様子も描かれているような気がして…
有名な「睡蓮」も「テュイルリー公園」も素敵だったけど
私はなんだかこの「しだれ柳」が印象に残りました。

5/8(日)までの展示です。
お近くに来られたときにはぜひ。


【マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで】
 「印象、日の出」3/1~3/21の期間限定展示(現在は「テュイルリー公園」)
 開館時間/9:00~17:00 *入場は閉館の30分前まで
 5/3(祝・火)~8(日)は19:00まで開館
 休館日/月曜日



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by robetissage | 2016-04-01 23:35 | 日々のこと | Comments(0)

校正士ときどき物書きをやっています。音楽サイトYUMECO RECORDSにて「虹のカケラがつながるとき」連載中★日本語の美しくて奥深いコトバを紡ぐ人でありたい。


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